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麻酔

より安全な麻酔のための術前評価体制

 
当院では手術中だけではなく、周術期全体のリスク評価を行うことを目的として、「周麻酔期看護師」「薬剤師」「麻酔科医師」「歯科医師」の4者がそれぞれの立場から評価を行う術前外来を設けています。予定手術患者は入院前に受診してもらうことにより、早期から対策、介入が出来るようにしています。
 

多様な手術症例に対応

 
大学病院として高度化していく手術にも対応しています。開心術や開頭術、小児症例、参加賞玲に加え、泌尿器科、産婦人科、消化器外科、呼吸器外科が行っているロボット支援手術も件数が増加しており、全身管理をサポートしています。大学病院特有とも言える長時間手術にも合併症リスクが低下するよう努力しております。
 

2020年度 麻酔実績

 

麻酔科管理症例 1755 麻酔科学会登録症例
全身麻酔 1729 小児(6歳未満) 26
硬膜外麻酔 494 帝王切開 9
脊髄くも膜下麻酔 32 心臓血管手術 66
伝達麻酔 169 胸部外科手術 124
    脳神経外科手術 49
       
2021年度 手術枠増加のため、麻酔科管理症例は大幅に増加予定。

 

集中治療

ICU8床、HCU8床(将来的にはICU16床、HCU10床まで拡大を予定)の運営を担当しています。現在はOPEN ICUとして運営していますが、主科よりコンサルトを受けた時や集中治療医が必要と判断した時は各診療科に助言をしています。また看護師、臨床工学技士、管理栄養士、リハビリスタッフ、薬剤師とともに多職種カンファレンスを行い、より良い集中治療管理の実践に務めています。一部の呼吸不全患者は主科として患者管理も行っています。
将来的にはCLOSED ICUとしてより質の高い集中治療管理が行える体制を目指しています。

 

ペインクリニック

初年度よりペイン外来を開設し、疼痛管理を行っております。2021年度より患者数の増加に対応するため、外来ブースを拡張しました。また緩和ケアチームの一員として院内の横断的活動も担っています。